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podcast

ボーダレスのこれから PODCASTを聞く

アノテーションサポート 代表 河内 将弘

わたしのHOPE
世界の無国籍問題を 解決する

世界中から無国籍問題をなくしたい。
学校に通える、病院に行ける、旅行に行ける、自由に外を歩ける、将来の夢を描くことができる、努力すれば報われる。
そんな当たり前の社会を目指していく。

HISTORY

これまでの歩み

  • 24

    ボーダレス・ジャパン&ピープルポート入社

    無国籍問題解決を目標に、入社。事業立ち上げに必要なスキルを間近で体感し、起業に意欲を持つ。

  • 26

    ボーダレス・ジャパン&ハチドリ電力に移動

    起業に必要な更なるスキルを求め移動。同時に事業計画も書きながらどんな事業がいいかを模索。

  • 27

    無国籍問題解決の事業「アノサポ」立ち上げ

わたしの物語 わたしの物語

01

なぜ会社を立ち上げたのか?

無国籍の子どもとの出会い

大学時代にマレーシアにて教育支援のボランティアを行なった際、無国籍の子どもに出会いました。どこにでもいそうな無邪気な8歳の男の子は、無国籍を理由に将来の夢を諦めて生活をしていました。

この出会いをきっかけに、不平等さを痛感するとともに、無国籍問題を生み出す社会構造への強い怒りを持ち、「人生を賭けてこの無国籍問題を解決しよう」と決意しました。

大学を休学し現地での調査を進める中で、子ども達の両親は、貧困や内戦を理由に隣国のフィリピンから避難してきたこと。そして、家族を養えるだけの仕事があれば母国へ帰りたいという声を聞きました。

そこで、解決策として「仕事と国籍取得」を約束した上で、母国に家族で帰ることができる仕組みが必要だと考え、起業家になることを決めました。

02

今の仕事の喜びは?

事業を立ち上げてから、2家族・8人の子どもたちが国籍を取得することができました。

彼らはマレーシアでは今まで不法滞在状態であったため、警察に追われ、姿を隠しながら生活していました。 ただ今では母国フィリピンで堂々と街を歩くことも働くこともできます。

帰国後のインタビューで「当時の生活は本当に大変だった。まるで鶏のように外の世界に怯えながら生きていた。子どもも学校に通えず将来も希望が見えなかった。でも今は、人目を気にせずショッピングモールに行くことができる。子どもも学校に通って、自分の将来を選択できる。」と、言っていました。

そしてこの夏、子どもたちはついに公立の学校へ通えるようになり、笑顔で通学しています。事業を通じて、生まれた環境や不条理に左右されず、子どもたちが自分の人生を生きられる機会を作れることが、何よりの喜びです。

親と子どもたちの生活に変化があった様子

03

次のチャレンジは?

世界中には、さまざまな原因によって無国籍の人々が存在します。

アノテーションによる今の事業モデルの他にも、現地フィリピンでの新規事業や、他国の無国籍問題の解決のためにも新たなアイデアをスピード感を持って取り組んでいきたいと考えています。

将来的には、世界中にいる約420万人の無国籍の人々に、仕事やシステムを通じて国籍を得る機会を創り、すべての子どもたちが生まれた環境に関係なく、自分の夢に挑戦できる社会を目指します。

河内のフォーマル写真

PROFILE

河内 将弘

1994年1月生まれ。早稲田大学卒業後、新卒として(株)ボーダレス・ジャパンへ入社。カンパニオのピープルポート(株)にて、約2年間パソコン整備士として日本に来た難民の人達とともに働く。その後ハチドリ電力事業にて、約1年間システムエンジニアとして働いた後、2021年8月にアノテーションサポート株式会社を創設。無国籍問題解決への志は、学生時代の教育支援ボランティアで訪れたマレーシアでの実体験がきっかけ。大学時の活動仲間である白石とともに、現在代表を務める。

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