2025年4月1日、ボーダレス・グループに社会を変える“仲間”が新たに加わりました。
ボーダレスの未来をつくる新メンバーの船出を、初日の様子とともにお届けします。
「うさぎとかめ」、そしてスタンスの話
4月1日、無事に新入社員の皆さんを迎えることができました。福岡本社のソーシャルベンチャーパークも、熱気に満ちています。これから始まる新しいチャレンジに、少しワクワクしながら、不安もあるかもしれません。
今日は新入社員の皆さんに、研修の中で毎年伝えている話をします。それは、「うさぎとかめ」の話です。最初は器用な人が速く進みますが、最終的に大きな成果を出すのは、地道にやり続けた人です。これは、僕自身がずっと信じてきたことでもあります。
成果が見えなくても、積み重ねた時間はちゃんと力になる。だからこそ、人と比べず、自分のペースで「やり切る力」を育ててほしいと思っています。
社会に出たとき、大切なのは「どんな環境でも学びに変えるスタンス」です。うまくいかない時こそ、「この環境から何を学べるか」という視点を持つことで、自分の成長を止めずにすみます。人の良いところを見つける力もそう。批判ではなく、提案する姿勢もそう。スタンス次第で、同じ経験がまったく違う学びになります。

成功の扉は重い、だから本気で向き合う
僕が事業づくりで大切にしている言葉に「成功の扉は重い」があります。
軽く押して開かないからといって諦めるのではなく、「この扉は本当に開かないのか?」と確かめながら全力で押し続ける。これが、事業に本気で取り組むということだと思っています。
経験はただ積めばいいわけじゃない。「何を学べたか」を引き出しとして整理し、資産に変える。だからこそ、中途半端にやるのではなく、やり切ることが大事です。
そして、ビジネスという道を選んだからには、学び続けることが大切です。社会を変えるためには、ちゃんと仕組みをつくる力=ビジネス力が必要だと思っています。
最初は基礎を固めること。本を読む、AIツールを使う、マーケティングを学ぶ。まずは素振りから始めよう、ということです。

発信する力と、時間の使い方
そして、同時に「発信すること」も大切です。僕のおすすめはFacebookです。「誰がどんな反応したか」「どう伝えたら相手がどのように受け取ったか」が即時に反映されます。これはマーケティングを学ぶ上で最高の教材になりますし、言葉を磨く練習にもなります。
自分の考えを発信することで、新たなつながりが生まれる。そんな活用がSNSにはできると思っています。ぜひ皆さんも実践してみてください。
もう一つ、大切なのが「時間の使い方」です。「たくさん働けば成長する」と思いがちですが、そうとも限りません。大事なのは「質 × 量」です。
退勤後の時間はぜひ、インプットに使ってほしいと思っています。具体的には、本を読む、情報を整理するということです。それを翌日すぐに試す。こうしたサイクルをつくることで、自分の成長を加速させてくれます。
ボーダレスは、毎朝のスケジュール共有を通じて「限られた時間で成果を出す」ことを大切にしています。1分単位を惜しまないタスク管理をすることは、そこに繋がってくるのです。

自分の人生を主体的に生きるということ
1年目の皆さんには、「苦手」だと思っていることもまずはやってみましょう、と伝えます。意外とできるかもしれないし、練習すれば得意になるかもしれない。1年目はとにかく“触れてみる”ことが大事です。2年目以降は、自分の得意を軸にして勝負すればいいのです。
ボーダレスは、そのチャレンジを後押しする存在でありたいと思っています。
そしてもうひとつ、ボーダレスは「自分の意思」を常に問われる会社です。人事異動で誰かに配属を決められることはなく、まず初めに自分が何をしたいかを尊重する場所です。
今回の新入社員の部署配属でも、ある社員には選択肢を与えて「自分で決めていいよ」と伝えました。それが、自分の人生を主体的に生きることにつながると思っています。
最後に
僕自身も今、まさに自分ができないことに挑戦しています。経験の焼き直しではなく、まだ知らない世界へ飛び込む。そしてボーダレスもまた、変化のフェーズにいます。
その変化を一緒に楽しめる仲間と、新しい未来をつくっていけたら本当に嬉しいです。
このメッセージは「ボーダレス・ラジオ」で語った内容の一部抜粋になります。
「うさぎとかめ」から始まった仕事の話、そして事業づくりのリアル。もっと深掘りしたい方は、ぜひPodcastも聴いてみてください。
▼Podcast「ボーダレス・ラジオ」を聴く

#21 僕が大切にしてきた仕事の心構え|CEO田口一成
今回は、新入社員へ伝えたいことをテーマに田口が大切にしてきた仕事の心構えを深掘りして聞いてみました。
新社会人の方はもちろんキャリアを重ねてきた方にも仕事との向き合い方をアップデートする気づきがあるかもしれません。
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ボーダレスに仲間入りした新入社員へ。“First Bag”に込めたはじまりのエール
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